社員の自主性を重んじる運用で、アルコールチェック実施率100%を実現
アラート機能の活用でドライバーの気づきを促し、法令遵守と安全運転の意識を向上
株式会社松下工業 様

鋳物を製造するための砂型「中子(なかご)」の製造を行う株式会社松下工業様。以前は社用車を使用する中で、アルコールチェックや日常点検の実施の徹底が大きな課題となっていました。そんな中、SUZUKI FLEETを導入されたことで、今ではアルコールチェック実施率100%を実現するまでに業務改善に成功。今回はシステム導入のきっかけや、どのようにして法令遵守体制を整備したのかについて、取締役の松下様にお話を伺いました。
無料ツールでの管理に限界を感じ、システム導入へ
まずは事業内容と、車両の利用方法について教えてください。
弊社は鋳造用の砂型である「中子(なかご)」を製造している静岡県の会社です。自動車エンジン部品の量産用中子を納品しています。社用車は打ち合わせなどでの社員の移動や、納品業務にも使っています。営業だけではなく、幅広い部署の社員が利用していますね。
SUZUKI FLEET導入の背景についてお聞かせください。
以前は無料のフォーム作成ツールを使ってアルコールチェックを管理していたのですが、チェック作業が非常に大変で、どうしても徹底しきれない部分があったんです。社員が記録を忘れてしまうこともそうですが、管理者側で状況を適切に把握できないことにも危機感を持っていました。そんな時に、対応漏れを検知して自動で通知をしてくれるSUZUKI FLEETに出会い、導入してみることにしました。
SUZUKI FLEETを選んだ理由は何でしょうか。
最初にSUZUKI FLEETを知ったのは、購買部からおすすめされたことがきっかけでした。決め手は色々ありますが、もっとも良いと感じたのは「画面が見やすい」という点ですね。システム導入において、画面の見やすさは、そのまま導入後の使いやすさに直結するので重要と考えており、SUZUKI FLEETはパッと見てすぐに良さそうだと感じました。さらに、よく知っているスズキ株式会社の提供するサービスなので信頼感があり、実績もありそうだと感じたので導入を決めました。

これまでのIT化推進が土壌となり、スムーズに運用を開始
よく利用されている機能はありますか?
アルコールチェック、日常点検、運転スコア、車両の位置情報がわかるリアルタイム機能などをよく使っています。また、あらかじめ登録された地点に近づくと通知がくるジオフェンス機能も利用しています。アルコールチェックや日報・月報は、記録さえしておけばいつでも確認できるので便利ですね。
導入後にどんな効果を感じましたか?
社員の安全運転意識が高まったと感じます。田舎道ではどうしてもスピードが出やすかったのですが、運転スコアが共有されるようになって、ドライバー自身が気にするようになりました。アルコールチェックも「対応漏れ通知」のおかげで100%実施できるようになったことも大きな変化です。さらに管理者側としては、これを通して車両管理に関する現場の課題や現状が可視化できるので、経営陣への説明がしやすくなったのが良かったですね。
導入後の運用で困ったことや、工夫したことはありましたか?
社員からの不満なども特になく、困ったことは無かったですね。これまでも様々な業務で積極的にIT化や見える化を推進してきたので、50代〜60代の社員も含めて抵抗感なくスムーズに運用開始できたと感じます。
気をつけたことは「厳しく管理しすぎない」ということ。新しいシステムの導入のためには、細かいことを言いすぎないことが大切だと考えており、たとえば運転スコアが悪かった人に上司から注意させる、ということも行いませんでした。社員の自主性に任せ、社員が自ら進んでシステムを使い、気づきを得てくれるように促しました。

今後はさらに活用を広げ、記録の分析にもチャレンジしたい
今後、SUZUKI FLEETをどのように使っていきたいですか?
SUZUKI FLEETで蓄積した記録を、今後は分析に使ってみたいですね。弊社では毎月、安全衛生委員会の中で、交通部会を開催して情報共有や法令周知を行っているのですが、ゆくゆくはSUZUKI FLEETを使った分析結果を会議の材料にする、という活用も考えています。
最後に、SUZUKI FLEETのおすすめポイントを教えてください。
約半年間使ってみて、やはり最初に感じたとおり「使いやすい」というのが一番でしたね。アプリ画面が見やすいし、使いやすい。細かい部分ですがアルコールチェッカーの使用回数をカウントしてくれるので交換時期が分かったり、車両の駐車時間がチェックできたり、そういった管理面での使いやすさも良いと思ったポイントです。
ユーザーの皆様がSUZUKI FLEETを活用できるよう、精一杯ご支援させていただきます。本日はお忙しいところ、貴重なお話をいただきありがとうございました。